好きになるのは、どこからだっていい。

「新選組」

と聞いて、貴方が思い浮かべる作品は何だろうか。

ゲーム、アニメ、漫画…色んなメディアで使われている題材だけれど、わたしが最初に思い浮かべるのは、大河ドラマの「新選組!」。次いで、ゲームの薄桜鬼だ。どちらもビジュアルから、誰がどの役なのかわかりやすいのと、ストーリーを追っていけば、脚色はあっても大まかな歴史がわかるのは共通している。

特に三谷幸喜の作品は、配役がわかりやすい。起用されているのが、有名どころが多いからだ。新選組!は、元SMAPの慎吾ちゃんが主役の近藤勇をやっていて、今はCMで笑いを誘うような役もやってる山本耕史が土方歳三、藤原竜也が沖田総司を演じている。参議院議員の山本太郎が「れいわ新選組」を名付けているのも、このドラマで原田左之助を演じていた縁からだと思う。

大河なんて観てない、興味ないと言う人でも例えば「鎌倉殿の13人」は、学校で習った源頼朝が大泉洋で、奥さんが小池栄子。その弟がこのドラマの主役である小栗旬、と誰でも知っている俳優名に置き換えて言えば何となく、ドラマの中の相関図もわかりやすいんじゃないだろうか。

「真田丸」が放送中の時は、先が気になり過ぎて、この人物はこの先生き残れるんだろうか?再登場するんだろうか?なんてWikipediaまで見て調べていた。史実は最大のネタバレなのである。

何が言いたいかというと、ビジュアルから入ると、わかりやすい→興味を持ち易いよってこと。同じ内容でも、教科書を見てた頃は全然興味も湧かなかったのに、他の角度から「この人はこういう人物なんだよ」という像が頭にあると入りやすい。ハマれば興味はぐいぐい来る。

ただ肝心なのは、史実とフィクションは別モノなのだと線引きをすること。

学生の頃、授業である課題が出た。

「日本でも世界でも良いから、歴史上の人物に関して調べてレポートを提出するように。」

その日から友人達は図書室通いで調べ物。私は…面倒くさかっ…、その頃たまたま読んでいた小説を読み続ける事にした。舞台はヨーロッパに実在する、とある人物をモチーフにした恋愛小説。恋愛小説と言っても「史実で誰がいつ、何をした、そのとき世の中で何が起きた」というのは大きく変わらないのである。そこだけざっくり確認はした。誰が誰を好き、なんて部分は物語上の脚色でフィクションだ。

かくして。

人物の出自から行動、人間関係、生涯までびっちり書いて提出した結果、…なぜか1番良い点数を貰ってしまった。「よくこれだけ書けたな」と先生に言って貰えたけど、スペースを埋めて「提出」が出来ればいっか~程度に思っていたので内心「何にも調べてないんですけどね…😅」と思わざるを得なかった。興味の産物ってそんなもの。

大人になってから「新選組!」「真田丸」「鎌倉殿の13人」を観て、このドラマのお陰で、日本の歴史に随分取っ付きやすくなった。俳優に疎い私でも観ていて面白かった。普段は舞台俳優をしている方を、知るきっかけにもなったし、実際にいくつか舞台公演を観に行った事もある。テレビと違って、すごい熱量を感じられた。

ドラマでもゲームでも漫画でも、先にどこかに興味を持てれば、授業も修学旅行だって違う意味で楽しめたかもしれないなぁ。当時は古めかしいものに全然興味持てなかったもの(笑)。今の子達は、そんな入り口がいっぱいあっていいなぁ…なんて羨ましい。

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